反り腰

(※人間の体の不具合には様々な原因が考えられますので、以下の内容はすべての方の結果をお約束するものではありません。)
反り腰・・幼児体型などと言っている場合ではありません
【反り腰の仕組み】
分娩時の骨盤は産道を拡げるために開き、仙骨はうなづき運動と呼ばれる後ろに反る動きをして地面と平行に近くなります。
生理の時にも同じ動きをして2日目がピークになり元に戻るというサイクルがあります。

仙骨が後ろに反ると腰椎の湾曲は強くなり反対に背中の湾曲も強まり猫背と呼ばれる状態になります。
腰椎全体では30度と言われていて加齢に伴って減少するが椎間板の水分量の減少がその理由です。
限度を超えて湾曲が起きると椎体は回転運動をしてその要求に応えることになり変形として残ることがあります。

その関節は可動性が減少しますので残ったほかの関節に負担をかけることになり次第に拡大をします。
変形をした椎間からは下半身の各部に神経が分岐していて、ずれた椎体に圧迫されて情報の伝達が阻害された部分は機能が低下します。
筋肉などの運動器では運動障害、臓器では臓器不全が起きます。
ちなみに胸椎11番からは子宮、胸椎12番からは卵巣と小腸、腰椎1番からは大腸の神経が分岐しています。
女性は定期的にこの湾曲が強くなるために特に腰椎を痛める確率が高まります。
脊柱の胸椎12番から腰椎4番の椎体と肋骨突起から大腿骨の大転子まで大腰筋が付着しているがこれは太ももを持ち上げるための筋肉です。
一方腰椎1番~3番からは大腰筋の神経が分岐していて関節の変形に伴って神経障害が発生して筋肉は過緊張になります。
歩くときにつま先がひっかかることがあるのはこの筋肉がすでに硬くなっていて思ったほど足が上がっていないことによるものが多いです。
また大腰筋の緊張により腰椎は下方に引っ張られる力が常に働くことになり腰椎の湾曲が強まります。
これが蓄積したものが多くの方が苦しむ反り腰です。
このような仕組みで起きていることなので「姿勢に気を付けて」とか腹筋運動やご自分の注意ではどうにもなりません。
腰椎1番~5番・仙骨・骨盤の形を整えることが必要で、骨格矯正をする必要があります。
反り腰症候群
特に女性に多く見られる反り腰がもたらす代表的な症状に、慢性の便秘と生理痛・生理不順があります。
つまりこれらはワンセットであることが多く「反り腰症候群」と考えます。
下半身全てに関係してくることなので、このほかにも思いがけないところで不具合が起きる可能性があります。
便秘以外の腸の障害・泌尿器系・生殖器系・腰より下にある筋肉の全てで、性別にかかわりません。

※これらの自覚症状がある場合は医療機関の受診を優先してください。
【予防法はあるのか】
女性が床に座るときに正座を崩して両足のつま先を広げる座り方(写真の座り方)が分娩・生理2日目の骨盤の形ですので、これはやめましょう。
(さらにこの座り方は変形性膝関節症を引き起こすことにもなります。)
残念ながら女性特有の強い反り腰は月経による仙骨のうなづき運動に端を発しており、定期的に繰り返されることで腰椎にゆがみが蓄積したものです。
月経二日目のピークの後に自然に元に戻るのであれば問題はないのですが、もともと腰痛があって仙腸関節の動きが悪い場合はなかなか元の状態には
戻りにくくなっていてゆがみをためてしまう原因になっています。
したがってある程度定期的に腰椎のゆがみを開放して仙腸関節の可動性をよくしてあげるのが予防法といえます。
【男性の反り腰】
反り腰は女性だけの症状とは限らず、男性にも少なからずあります。
しかし女性のように激しく反っている例はあまり見かける事はありません。
これは仙骨のうなづき運動がないために定期的に腰椎を痛めつけることがないことが理由です。
しかし生活習慣により腰椎のゆがみを引き起こすと大腰筋の緊張は起きるので軽い反り腰になります。
この場合の自覚症状としては腰の重だるさ、太腿が上に上がらない、平坦な場所でもつま先が引っかかるなどがあげられます。
これも骨格矯正で定期的に調整をしておきましょう。