(この内容はすべての方の結果をお約束するものではありません)
骨盤の状態を調べるときに目印になる数少ない検査法のひとつです。
この検査法の時、仰向けの状態により体重がかかっていませんので、かなり正確な歪みまで検出できます。
骨盤のゆがみは仙腸関節が身体の動きに呼応して変形したものの、元の形に戻れなくなったものと考えます。
考え方としては、仙骨に対してどういう位置関係なのかを考えます。
術者は両手で骨盤の上前腸骨棘(ASIS・腰骨の一番とんがった所)に指を置きその位置を目視で比較します。
左右の差が大きく現れていればわかりやすいのですが、判別できない程度の場合は目線の位置を変えて何度も確認します。
身体の反対側に回って同じ動作を繰り返し、同じ結果にならなければ他の検査法を試します。
全く左右差が見られないときは前後の変位だけを疑います。
この検査がすべてのスタートになりますのでできるだけ慎重に行います。
調べる項目としては、上方下方の他に床面からの高さ、内方・外方などを調べ骨盤がどの様に変位しているのかを判断します。
自分の目と手の感覚を養うことが重要で、ことあるごとに練習を繰り返すことが大切です。
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