腰痛のなぜ?

このページは内容の性格上、どうしても長文になっています。そこで冒頭に見出しを設けておきますので、そこで全体を推測していただいても結構です。なおこの内容はすべての方の結果をお約束するものではありません

 

 

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〇腰痛対策はどうなっているの?

日本には腰痛を専門とするセクションがない

カイロイズム腰痛バスター安城は自然療法を行っています

体重をたった一本で支える脊柱が同時に全身をコントロールする中枢神経も保護している悲劇

メリットがデメリットを上回った

人類は生きるために腰痛を甘んじて受け入れた

 

【腰痛対策はどうなっているの?】

 

1998 年国民生活基礎調査*1)によると、日本での腰痛の有訴者数(人口千対)は 92.5 であり、最も訴えの多い症状である。また、腰痛症の通院者率(人口千対)は 39.5 で、 高血圧に続いて通院者の多い疾患である。(腰痛に関する全国調査、2003年 日本整形外科学会プロジェクト委員会))とされています。

 

続けて読んでみると、

 

 ”さらにこの国民生活基礎調査では、腰痛症状の有無、腰痛による通院の有無を尋ねており、腰痛の部位、痛みの程度、腰痛の発症モード(慢性、急性、間欠的)については調査項目に含まれていない。また、腰痛がある者の、個人の日常生活の質(QOL)や、病気休業など社会的生産性との関連性についても、調査されていない。我国においてこれまで、職域、一地域における疫学調査報告は散見されるが、国民を代表するサンプルを対象とした、腰痛の疫学調査は存在しない。また、これらの先行研究においても、腰痛の定義を具体的かつ明確にした上で、個人の QOL や生産性への影響に関する調査はこれまでに行われていない。”

 

となっていてこれだけ多くの人が発症しているにも関わらず、2003年現在調査すらされていないのが現状のようです。

 

つまり国は腰痛に対して関心がないのです。

 

いろいろ理由は考えられますが、これでは一向に改善されるはずがなく、今日も腰痛難民は増え続けています。

理由を考えると、まず第一に腰痛は命に係わる症状ではないために、かかわってもさほど儲かる業界がない。第二に、高度の治療技術を必要とするがその技術者の育成ノウハウがない。(治療技術が確立していないため)などが考えられます。

 

つまり今後とも現代医療に腰痛治療を求めてもその準備はしていないということで、一度体調を崩したが最後、簡単に治せるところが少なく有病者が貯まる一方になります。

 

【日本には腰痛を専門とするセクションがない】

諸外国では医療体制の中にカイロプラクティックが組み込まれていて、腰痛に対応しています。ところが我が国ではそこの部分が抜け落ちていますので、腰痛の方は整形外科に行くことになりますが整形外科にはその学問がないのです。

 

医療機関は法律により、診療を求められた時は正当な理由がなく拒否してはならないとなっていて、止む無く受け入れますが対症療法のみをすることになるわけです。

現代医学の基本的な考え方は、投薬と手術にあるようで長年にわたりその方向性で進化を遂げています。身体を細胞レベル・シナプスレベルまで細分化して、痛みを何とかしようという方向性で鎮痛剤の研究がおこなわれていますが、根本的な解決を求める方には不満が残ります。

 

さらにそれでも効果がないときには手術に頼ることになります。

 

【カイロイズム腰痛バスター安城は自然療法を行っています】

 

このような背景から、カイロイズム腰痛バスター安城はより良い状態に回復するように技術改革を重ねてきました。現代医学ではカバーしきれない部分を考えると、体全体を俯瞰してどこに問題があるのかを探る手法なのです。

 

生理学・解剖学に始まり骨格の力学を意識した視点で原因を探り当て、自然治癒力を引き出すことをモットーにしています。医療で原因不明とされたたり症状が固定した方が、視点を変えるだけでなにがしかの変化が現れることもあり、健康法・予防法と考えていただいて結構です。

 

一切の妥協をしない施術により多くの方が定期メンテナンスを継続しています。

 

 

二度と辛い体には戻りたくないという皆さんに寄り添っていきたいと考えるからです。いつでもカイロイズム腰痛バスター安城は痛い皆さんの味方でいたいと思っています。

 

では次になぜそんなに腰痛を発症する人が多いのかの本題です

 

一言でいうと、【体重をたった一本で支える脊柱が同時に全身をコントロールする中枢神経も保護している悲劇】 ということになります。

 (医歯薬出版株式会社刊 カパンディー著 関節の生理学)

 

これはやはり二足歩行が原因と言っていいと思います。この二足歩行のことを誰一人疑問に思わないで生活していますが、そもそもリスクが大きい姿勢であることに気が付きます。

 

骨盤から上の部分は脊柱が一本しかありませんが、もしもの時のバックアップがありません。もし今人間が設計して作るとしたら、これだけ大切な部分が壊れた時のダメージを考えると必ず補助の装置を作ると思います。フェイルセーフという考え方ですが予備を用意してまさかに備えます。それか本体を複数の装置にするとか,モノコック構造にするとか甲殻類のように簡単には壊れない仕組みを考えると思います。ところが人体にはその様な工夫が全くなく、壊れに任せている状態なのです。

 

一方、脳からは中枢神経が脊柱に保護される形で伸びていて、背骨の間から分岐して全身の器官を稼働させています。ところが厳重に保護するはずの脊柱が先述のように比較的簡単に歪んでしまう宿命にあり、あまりその使命を果たせていないのです。

 

【メリットがデメリットを上回った】

このようにきわめて脆弱な構造でありバックアップもないのに大切な中枢神経がその中を走っている、このような矛盾した状態になっているのは本来の身体の使い方ではないからです。本来は四足歩行だったのがある時から二足歩行になってしまった訳ですが、それはメリットがデメリットを上回っていたからだと考えます。

 

メリットとしては、二足歩行によって視点が高くなり外敵を発見しやすくなり回避行動につながり、両手が自由に使えることで脳が発達して言語を取得しコミュニケーションが可能に取なる。道具を使うことで獲物が得られるようになり,火を使うことにより暖を取り加熱調理により食物の消化吸収が効率的になり食中毒も防げる、などでしょうか。

 

一方デメリットはなんといっても腰痛です。骨盤が大きくなり脊柱が生理的湾曲を獲得したもののいまだに二足歩行に適応できてはいません。重症化した時は激しい痛みで歩行困難を起こし自立生活ができなくなります。また骨盤が大型化して分娩が困難になったことと、直腸が排便のあとに奥に収納できなくなり不衛生になった、(他の動物は排便時に出てきてその後収納するようです)が考えられます。

 

【人類は生きるために腰痛を甘んじて受け入れた】

こうしてみると、人類は生き延びるために腰痛を甘んじて受け入れたと考えることができます。であるならば腰痛の原因である骨格の歪みを修正することにもっと真剣にならなければいけません。

 

一部の人間に起きていることではなく人類共通の宿命といえるからで、命の危険は考えられないとしても重症化して日常生活にも事欠くところまで進行してからでは遅きに失します。

 

腰痛バスターと笑顔の皆さん